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産業カウンセラーの役割
2022/04/04
穏やかな気候に心和む季節となりました。裁判所の前の桜は満開となり,行きかう人も心なしか笑顔でいるように感じられます。
本日は,産業カウンセラーの役割についてお話いたします。産業カウンセラーには,以下3つの役割があります。
① メンタルヘルス対策への援助
近年,仕事による精神疾患を発症し離職してしまうなど,従業員本人も,会社もとてもつらい状況になります。そうなる前に事前に予防したり,個人的なカウンセリングを行います。
② キャリア開発への援助
転職が活発化している現在は,今の所属会社だけでなく会社を超えて通用する職業能力が求められます。そのためのキャリアアップ支援を行います。
③ 職場における人間関係開発への援助
人間関係で摩擦が起きる場合は,お互いの認識のズレであったり理解不足から起きるように思います。そのため,個人ごとにコミュニケーション力を向上させる支援をいたします。
求められる姿勢は,どれも一貫して傾聴姿勢であり,クライアントが自ら自分の中に入り考えることを促します。
私は,産業カウンセラーの講義を半年間受けてきましたが,講師の方が言った「考えるのも,決めるのもクライアント,あなたが決めるのではない」の一言がとても心に残っています。
どんなに混乱しているクライアントでも適切な働きかけをすることで自ら考え,決断することができます。
この適切な働きかけ(支援)の仕方を半年間学んできました。自分の中で考え,自分で決めたことであれば,
人間は前に進めると私は思います。
当事務所(山本・坪井綜合法律事務所)はカウンセラーの資格を持つ弁護士が在籍しております。
一人で悩まず,新たな一歩を私達と。
山本・坪井綜合法律事務所
香川(高松)オフィス 松原